全国的に、長期での着工数の現象が言われていますが、栃木県も減っているようです。

平成期最少で1万2736戸

栃木県でつくられた住宅着工数が一番多かった年は1990年度。
なんと、2万9704戸もあったそうです。

今の2.3倍以上。

1990年は平成2年ですから、バブル頂点の頃ですね。

平成元年に大学を卒業して、大学院に進みました。
私が大学院を修了して、ちょうど働き始める前の年です。

ゼネコンに就職した友達は、
「休みが月に1日くらいしかない」
とか、
「タクシー券を使いまくり」
とか言っていた時代です。

住宅ローンでメジャーだった住宅金融公庫の固定金利の金利は5.5%もありました。

全く時代が変わったことがわかりますね。

特に今回減ったのは、貸家です。

17.7%も減っています。
相続税の改正があり駆け込み需要があったためかもしれません。

駆け込み需要といえば「消費税」
今回も多くの人が急いだのかといえばそうでもないようです。

住宅ローン控除やポイントを考えると、10%になった方が得な方も少なくありませんでした。

国も、なるべく偏らないように一生懸命考えたと感じられます。

持ち家は「6354戸」!

1万2736戸の中には、借家やマンションも入っています。

では、一般の戸建て住宅はというと6354戸。

思ったよりも多いですね。

という事は、エスホームもまだまだ伸び代がある!
と思っても間違いではないのかな。

そうして行きたいですね。

茨城、群馬と比べると戸数は最下位ですが?

ちなみに、よく比べられる茨城県と群馬県はどのくらいの着工数があるのでしょうか?

  1. 茨城県  1万9858戸  5%減
  2. 群馬県  1万2859戸  9.1%源
  3. 栃木県  1万2736戸  4.8%源

だそうです。

茨城県は、首都圏へ通っている方も多く、着工数は増えているかと思っていたのですが、減っているのですね。

群馬県は栃木よりも多いですが、僅差。
減り方が早いので、来年は栃木県の方が着工数は多くなるかもしれません。

参考文献

下野新聞 2019年5月23日号