前回に引き続き「里山住宅博 in つくば」をお伝えします。
今回は、伊礼智さんの設計したお家です。

里山の平屋暮らし

伊礼さんと言えば、2階建てで、リビングを2階につくる事も多いのですが、今回は平屋です。

お庭もしっかりと作り込んでいます。

アプローチも、伊礼さんですね。

玄関前にはベンチ

玄関前にはベンチがあります。

このベンチは、痛んだ時に材料を簡単に交換できるように工夫されているそうです。

リビングには吹き抜け

ダイニングからリビングを見た写真です。

写真手前が北側で、ダイニング。
吹き抜けになっています。

写真奥が南側のでリビングです。
天井が低いですね。
このお家は2.15mだそうです。
立っていると少し低いかなと思いますが、座ってみると包まれているような気持ちの良い空間に変わります。

ダイニングの窓からは筑波山

ダイニングには、気持ちの良い窓。
緑も多くて、気持ちがいいですね。

この窓からは、筑波山も見ることができるのですよ。

と思っていたら、見えていた山は筑波山ではなかったそうです。

子供部屋

子供部屋は、決して広くはないのですが、収納もしっかりと作り込まれていて使いやすそうです。

このような部屋で育つと、デザインセンスの良い大人になるのでしょうか。

格子が良いですね。

階段はストリップと小屋裏

平屋なので2階は無いのですが、小屋裏スペースがあるので階段があります。

小屋裏は、大人にとってなかなか狭いのですが楽しい空間でもあります。

山が見える物見台

伊礼さんが好きな物見台。
平屋でもしっかりとつけていました。

その物見台まで行く階段がこちらです

最初、何のカウンターなのかと思っていましたが、覗くと、、、、

このような物見台がありました。

ちょっと覗いただけでも、景色が良いのがわかりますね。

洗面脱衣所

洗面脱衣場に入る引き戸にも工夫がされています。
わかりますか?

透けていますよね。

夏は涼しそうですし、冬も暖かい家だからこそできる工夫なのでしょう。

洗面台の鏡部分の半分は、窓

洗面台は、鏡が半分で、残り半分が窓になっています。

自然光を利用してお化粧とかもできるので、このような窓の取り付け方は良いですね。

窓には引き違いを利用しているのですが、真ん中に引き違いの枠がありません。
さて、どのように収めているのでしょうか?

答えは、後で!

お風呂はハーフを採用

お風呂場には、ハーフのユニットバスを採用しています。

この窓からの眺めも良いですね。

ちなみに、お風呂への扉も木製を採用していますが、これはユニットバス自体が特注で作っているようです。
一般には販売されていないと言っていました。

確かに、これだけ木を使っているとお風呂への入り口がアルミというのは寂しいですよね。

話題になっていた、建具

洗面脱衣所でもお伝えしましたが、窓の収まりで特徴的な所がもう一ヶ所ありました。

それがこちらなのですが、何が変わっているかわかりますか?

実は、この出入り口は引き違いの窓を使っています。
窓の半分は、壁に埋め込まれてしまっているのです。

勝手口のデザインは、枠が大きくて見た目が良く無いのですよね。

そこで、伊礼さんはこのような収め方をしているのでしょう。

それにしても、ピタピタに作ってあるのも気持ちがいいです。

外から見たのが下の写真です。

窓が2ヶ所有りますが、どちらも引き違いなのです。

引き違い窓2枚のうち、1枚分は戸袋のような場所に隠しています。

以上、伊礼さんのお家紹介は終わりです。

久しぶりの伊礼さんのお家でしたが、こだわりに感動しました。

次回は「堀部 安嗣」さんの「つくばのベーシックハウス」を紹介します。