「里山住宅博 in つくば」は4回目。
今回は、森 みわさんのお家を紹介します。

「里山住宅博 in つくば」に建てた多くのお家は、お客様がいらっしゃらないまま設計をして作っています。
しかし、このお家はお客様がここに森みわさんの家を建てたいという話があり、作られたお家です。

森 みわさん曰く、設計、というよりも監修という感じのお家だそうです。

森 みわさんは「原子力発電所をなくしたい」という思いからパッシブハウス(ざっくり説明すると、自然のエネルギーで生活できる家)の設計に特化している方です。

特に、今回のお家は敷地が南から45度近く斜めになっているため、太陽光を入れるのが難しく苦労されたと言っていました。

森みわさん「アトリエのある小さな木の家」

外観は、モダンなデザイン。

玄関横には車寄せのような屋根がついています。
ここに車を止めて荷物を下すことができるので、雨に日にも安心です。

リビングには段差を付けて

リビングは、通常の床よりも2段下げてあります。

構造的な納まりとか複雑になりますが、オシャレな雰囲気を感じさせてくれます。

リビングからコモン・スペースを見ると、床が低い分より緑が近く感じられるでしょう。

奥様のアトリエ

コモン・スペースに面したアトリエ。
カウンターの形が斬新ですね。

窓は2つあり、両方からコモンスペースを見ることができる最高の部屋です。

床は、汚してもいいように工夫がされています。

ご主人の書斎

階段下の空きスペースを利用して作ったのが、ご主人の書斎です。

キッチン

キッチンはシンプルに。
一般的には対面キッチンが多いですが、「里山住宅博 in つくば」では対面以外のキッチンも多く見受けられました。

洗面脱衣所

こちらもシンプルに。

右側は、収納になっています。
たっぷりですね。

浴室

こちらはユニットバス。

予算のこともおっしゃっていたので、この辺りは割り切ったのでしょう。

階段

階段は、段板が半分ほど突き出ているタイプ。
浮いているようです。

踊り場にあるのがトイレです。

この階段、とてもオシャレなのですが一つだけ気になった事があります。

上から見ると横線が多くありすぎて、どこが段になっているのかわかりにくいのです。
とってもカッコ良いのですが、老眼の入った私には少し危険でした。

トイレ

1階と2階を結ぶ階段の踊り場にトイレがあります。

最初は2ヶ所作ろうかと思ったそうなのですが、予算を調整するために1ヶ所になりました。

1階につけるのか2階につけるのか悩んだ挙句、1階と2階の途中につけることになったのだそうです。

これはなかなか大胆な発想ですね。

寝室

勾配天井が開放感を感じさせてくれる寝室です。

ベットの奥スペースは、クローゼットになっています。

寝室の窓からは、道路側を見る事ができます。

洗濯機は2階へ

洗濯機を置く場所に悩む方は少なくありません。
今回は、2階においています。
それも、寝室のウォークインクローゼットの隣です。

洗面脱衣所は1階にありますので、2階まで運んで洗い、2階に干して、2階にしまうという動線を考えたのでしょう。

こちらは、洗濯パンを付けていますね。

子供部屋

子供部屋には、カワイイ階段があります。
一段ごとに、足を乗せられるようになっています。
本棚にもなりますね。

ロフト部分には、空調のガラリがありました。

子供部屋は2つあるのですが、その間が吹き抜けになっていて、リビングとそれぞれの子供部屋がつながっています。
その仕切りも障子で作ってあったり。

次回は、「里山住宅博 in つくば」で見せていただいた他のたくさんのお家の良かったところを紹介させていただきます。

あなたの家づくりの参考にしてくださいね。

お楽しみに!