「盛和塾」といっても「何の塾?」と思われる方も多いでしょう。

そこで、まずは盛和塾の説明から

盛和塾とは、稲盛和夫さんの教えを請う塾

盛和塾とは「京セラ」や「KDDI・au」をつくり、JAL(日本航空)を再生させた稲盛和夫さんが36年前に作った塾のことです。

稲盛塾長の本は、本屋さんに行けば常に平積みになっていくるくらいですから、ご存知の方も多いでしょう。

盛和塾のHPのトップには、
「経営の王道を学ぶ、起業家のための経営塾」
と書いてあります。

これが、どのような内容なのかというと説明がとても難しい。
と言いますか私も理解できていないところがまだたくさんあります。

稲盛塾長から、人としての生き方「人生哲学」と経営者としての心の持ち方「経営哲学」を学ぼうという塾です。

その「盛和塾」の年に1度の大会が横浜で開催されました。

盛和塾の「世界大会」

今回開催されたのは、盛和塾の「世界大会」です。

世界大会というくらいですので、世界中から来ています。

その数、4791人!
(データ上なので、来ていない人もいるとは思います。)

台湾、中国はもとより、アメリカ(ハワイや本土)、ポーランドからも来ているそうです。
(通訳が入っています)

中国系の方も多かったようで、稲盛塾長の本は日本よりも中国の方が販売数が多いといっていました。

メインは、会員の発表です。
今回は、6名の方が発表されました。

大会発表の後は、休憩のコンサート

原田 悠里さんのコンサート

紅白にも3度出場している原田悠里さんのコンサートがありました。

原田さん、稲盛塾長と同じ鹿児島大学を卒業しているそうで、稲盛塾長も大切にされているようです。

4700人のお昼

4700人以上の人が集まっているわけですが、お昼はどうするのだろう?
と思ったら、会場の近くにある展示施設がお昼の会場になっていました。

とにかく広い。
宇都宮のマロニエ・プラザの数倍はあろうかという広さです。

お昼の時間も、85分と余裕を持って取っているのですが、これだけの人数がゾロゾロと移動していると、かなかな進みません。

塾長のパネルを見ていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

稲盛塾長

稲盛塾長と、盛和塾の歴史が書かれたパネルが展示してありましたが、撮影禁止。

フォトスポットが用意されており、一緒に撮影をすることができました。


JALの再生

稲盛塾長の伝説はいくつもあるかと思いますが、これもその一つ。

JALの再生です。
JALが倒産した時、日本のためには再生が必要だけれど、その困難さを考えると誰もやろうとしませんでした。

稲盛塾長も最初はそうだったようです。
年齢的にも厳しかったのでしょう。

しかし、懇願され日本のためなら、と再生を請け負い、見事に再生をしました。
誰もが驚いたのではないでしょうか。

会場には、稲盛塾長の名前が書いてある作業着が展示されていました。

会場にもJALの方がいらっしゃって、会場のお手伝いや、グッズの販売をしています。

京セラという会社をつくり、誰もが失敗すると反対したKDDI(au)をつくり、JALを再生させた稲盛塾長が大切にされた事がフィロソフィーでした。

京セラ・フィロソフィー

今回の世界大会には、体調がすぐれないと残念ながら稲盛塾長はいらっしゃいませんでした。

そこで、稲盛塾長の言葉を代読されました。

その、一文を紹介します。

稲盛塾長は「社員の物心両面の幸福のため」と言っています。

こお言葉で勘違いしてはいけないのは、楽に仕事をするとか、給料を高くするとか、そう言うことを言っているのではないと言うことです。

私の理解力では、全くと言っていいほど説明できません。
どのように書いても、貧相な文章になってしまうのです。


ぜひ、本を購入して読んでみてください。
優しい文章で書いてありますので、難しいことはないでしょう。
しかし、その奥深さに驚かれるはずです。

残念ながら、盛和塾は稲盛塾長の歳のこともあり、今年で終わりになります。
ただし、この気持ちは残り、塾生が各地で塾を残していくそうです。

私も、それに参加して学ばせていただければとお思います。