サッシや住宅設備のメーカー、リクシル主催で行われてきたVIP会、1年と9ヶ月をかけて今回が最終回となりました。

VIP会とは、リクシルさんとお付き合いがある地方で活躍している住宅会社を各県の中で1社選び、皆んなで勉強会をしようというイベントの一つです。

参加しているのは、栃木県・茨城県・群馬県・山梨県・新県・長野県の6県です。

今回は最後という事で、長野県伊那市のNo1工務店「株式会社 織建」を見学してきました!

織建は 木 にこだわった工務店

こちらが織建さんの本社事務所。
見た目は鉄骨でできているように見えますが、中に入ると違います。

なんと、この事務所は木造なのです。

織建さんは鉄骨の建物を作る力もありますが、あえて木造にするあたりにもこだわりを感じますね。

お打ち合わせスペースは2階にあります。

各社サンプルなどがたくさん置いてあるショールーム

2階のお打ち合わせスペースには、カタログだけではなくて現物もたくさん置いてあり、わかりやすくなっています。

伊那市から各メーカーのショウルームまで行くのに車で1時間かかってしまい、商品を選ぶのだけでも一苦労。

ここに来れば、お家に利用する材料を知ることができます。

下の写真は、外壁材のサンプルです。
外見は大切なので、しっかりと選びましょうね。

キッズスペースも充実

キッズスペースも充実していました。
各お打ち合わせブースの隣にあったり、離れたところにあったり、お子様の年齢を考えているのでしょう。

カワイイ金物も販売しています!

ブースの1角では、アイアンの金物を販売していました。
種類も多いので、現物を見て利用できるのは便利ですね。

スッキリした棚

ショールームの1角には、このような可動式の棚がありました。

この棚を止めるために金物を使っていません。
なんと、材木と材木の間に板を挟んでいるだけなのです。

簡単そうに見えますが、実は難しい。
というのも、下地の木とカウンターの木の幅が絶妙にピッタリ合わないと落ちてしまったり、外れなくなってしまったりするのです。
大工さん泣かせですね。

何気なく見ていると見逃してしまいそうですが、すごい技術なのですよ。
これは。

工場では、材木の乾燥から加工まで!

事務所との道路反対側には、織建さんの工場があります。
最近では、このような工場を持つ工務店は少なくなりましたので珍しいですね。

材木を乾燥もします!

こちらでは、自分の山の木を加工して家づくりをする方もいるのだとか。
それで持っているのがコレです!

「高速木材乾燥機」

この乾燥機で、木材の含水率を15%にまで下げます。
含水率を下げる方法にもいくつかあるのですが、木の色をキレイに出すために低温乾燥をしているのだそうです。

お父さんがお子様に、自分の山を指差しながら
「あの山の木でこの家はできているんだよ」
と言うのだそうです。
凄い!!!

床材もつくっています!

下の写真は、床材の原料です。
手前の赤い木が「カラマツ」で、奥の白い材木が「赤松」です。
色と見た目が逆で、呼び方がややこしいですね。

床材の加工機はドイツ製

床材の加工機がこちらです。

機械に右から加工する材木を入れると、真ん中あたりで4面加工されて左側に出てきます。

この床材の価格ですが、一般的な建材メーカーが出している床材とほとんど同じくらいなのだそうです。
さすが、自社工場で加工してあるだけあって安いですね。

多くの人がこの床を選ぶのだそうですよ。

他社からも加工の依頼が来るそうですが、自分たちだけの文で精一杯だそうでやっていないそうです。
残念!!

たくさんの加工機械

他にも工場にはたくさんの加工機がありました。
下の写真の加工機は全部現役だそうです。

最近のお家は、現場でほとんど手を加えなくても良いほど工場で加工された材料でつくられています。
なので、このような工場を持っている会社は少なくなりました。

木にこだわる「織建」さんからこその工場です。
優れた家をコストパフォーマンス高くつくることができる秘密は、このようなところにもあるのですね。

完成したお家見学!

織建さんがつくった完成住宅も見学させていただきました!
お客様へのご配慮で、写真をお見せできないのが残念。

中庭のあるカワイイお家です。
屋根は、平瓦を採用しています。

雪も降るそうですが、それほど積もらないので雨樋は付いているのだそうです。

リビングも落ち着いた雰囲気です。

このお家は、10日ほど前に見学会を開催したばかり。
見学会には家具を置いているので、その家具も展示してありました。

この家具は家具やさんから借りていて、そのまま販売もするそうです。
値札はまだ付いていましたから。

浮いているエアコン室外機

エアコン室外機の写真がこちらです。
浮かしてあります。

雪に埋もれてしまうと機能しなくなるので、このようにしているのだそうです。
金物には、しっかりと振動防止のゴムパッキンも付いていました。

栃木県でも、たまに雪が降ると室外機の前を雪かきしなくてはいけないこともありますよね。
そのための対策です。

最低気温は、低い時で−10度を超えるそうです。
気象庁データでは、今市と奥日光の間くらいの寒さになります。

工事中の超高性能住宅

織建さんが一番得意としているがこちら。
超高性能住宅です。

UA値 0.28

建築途中で見せていただいたお家は、2重の断熱を行うことでUA値を0.28にまで高めているのだそうです。
これは凄い。

そのお家の工事中がこちらです!

とってもキレイにしている現場ですね。

織建さんは、12人の社員大工がいて、その大工さん達と協力しあって現場をキレイにしているのだそうです。

中の写真もお見せしたいのですが、様々なノウハウが詰まっていそうで掲載を控えました。
それくらいしっかりとしていて、なおかつ工夫された工事をしています。

暖房は、床下に放熱器を置いたタイプ。
床暖房とは違いますが、とっても快適なのだそうです。

これだけ断熱性能を高くすると、床暖房とは違った考えになってくるのですね。

とっても良い、工事現場を見せていただきました。
ありがとうございました。

水も販売しています!

織井さんのところでは、水も販売しています。
それが、こちら!

ときわの命水

元々は、織井社長のお父さんが自宅の敷地内に井戸を掘った時に、その水があまりにも美味しかったので皆さんに飲んで欲しい、と思い発売したのだとか。

そのためか、モンドセレクションなども受賞しているそうですよ。

今は、織井社長の妹さんが管理をされているとか。

このお水は、HPでも販売されています。
下の名前をクリックすると、そのページを見ることができます。
ぜひ、こちらをご覧ください!

” ときわの命水 “


このHPでは、毎月3名に「ときわの命水」をプレゼントしているそうです。
これにも、チャレンジしたいですね。

VIP会は、今回で最後!

リクシルが主催で開催されたVIP会も今回が最後。
この夜は織建社長の織井さん行きつけのお店に連れて行ってもらい、最後ということでとても盛り上がりました。

お互いに教えたり、教わったりできるような人たちと会うのはなかなか難しいものです。
このメンバーは皆それが出来る人たちばかり。
とても良い機会とご縁をいただきました。

皆さんとのご縁を大切にし、これからも良いお付き合いをさせていただきたいと思っています。

織建さんはこちらです!

織建さんのHPは、こちらでご覧になれます!

https://oriken.com

長野県伊那市にお住いの方は、一度ご覧になってくださいね。

とっても気さくで楽しい織井社長さんも、お話をしてくれますよ!