ウィスキーはお好きですか?
私は、、、、飲まないのですが、、、

でも、行ってみると面白い発見がいろいろとありました。

サントリーの「白州」を作っている「サントリー白州 醸造場」。

サントリー白州醸造場

時間ギリギリに駐車場に飛び込んだので、そこから気持ちの良い歩道を急いで走っていきました。

軽い上り坂ですが、息はゼイゼイ、、、

その先には、大きな建物が待っていました。

ウィスキー博物館

実物は写真で見るよりも、もっと大きく見えます。

これが「ウィスキー博物館」

中では、ビデオを見ながら基礎知識を教えてくれました。

ここはサントリーの二番目の蒸留所。
広さは東京ドーム64個分にもなるそうです。

と言っても、工場や倉庫がたくさんあるのではなくて、森の中に建物が点々としています。

清らかな水と、自然環境がここを選んだ理由だそうです。

ここからはバスで移動します。

醸造・蒸溜棟の中は、暑くてモヤ〜〜〜

移動した先は「醸造・蒸溜棟」。
中に入ると、モヤ〜〜〜とした暑さと独特な匂い。
ダメな人もいるかもしれません。

でも、ここがとても大切な場所なのです。

仕込み(糖化)

麦芽を粉砕し、仕込み水と混ぜておかゆ状態にします。

これをろ過して、発酵に向かうための麦汁を作る工程です。

発酵

仕込みで作った麦汁を、発酵させる工程です。

仕込むのは木の樽。
実物をみると、その大きさに驚きます。

漏れていないのが不思議なくらいの大きさです。

発酵し始め

下の写真は、発酵をし始めてすぐの頃。
まだ、液自体を見ることができます。

発酵すると!!

発酵して来た麦汁は、樽の表面も変えてしまいます。
やはり、漏れているのか???

中の麦汁は、泡が立っていました。

この段階で、アルコールは7度くらいになるそうです。

蒸溜

発酵してできた「もろみ」を蒸溜機に入れます。
2度、蒸留するそうです。

蒸留は、液を沸騰させ、80度で沸騰するアルコールから出た蒸気を冷却し、アルコールや香気成分だけを取り出すのだそうです。

ここで出来るアルコール度数は、65〜70%。
まともに飲んだら、倒れてしまう濃さですね。

この蒸留機には、形やくびれなどあり、それぞれで味が違って来ます。
ほ〜〜〜!!!

熟成

最後が熟成です。
樽に入れて、何年も、何年も、貯蔵しておきます。

ところで、この樽を見て不思議に思うことがありませんか?
上の写真では分かりにくと思いますので、拡大した写真をご覧ください。

わかるかな〜〜〜。

あまりにも不思議だったので、ガイドのお姉さんに質問したのですが、驚きの答えが返って来ました。

なぜ、樽の印字が揃ってる?

不思議だったのです。

樽にある印字が、どれもキレイに揃って上を向いています。

樽は、転がしてこの倉庫に入れるはずですから、その角度はバラバラになるはず。

さて、どのようにしていると思いますか?

なんと、樽の向きが全部揃うように計算しているのだそうです。
それも、ここに運ぶためのトラックに積む段階から考えているというのですから、驚きました。

と言うのも、樽の丸い部分には試飲したりするための口があるので、それを上にしないと漏れてしまいます。

その口が上に来ると、文字がキレイに揃うのです。
凄いですよね。

要するに、

  1. 「あの棚の、あそこにしまおう。」とまずは決めます。
  2. そこまでは何回転するか計算します。
  3. トラックに積む時に樽の角度を決めて。
  4. トラックに、角度を指定できる特別な機械を使って樽を載せます。
  5. それから倉庫へ。
  6. 倉庫では、所定の位置に移動して。
  7. 計算された回数樽を転がして。
  8. キレイに、樽が並びました!!!

なんて事までされているなんて。

ガイドの方も、私がこのことに気が付いた事に驚いていました。

楽しい試飲

見学の最後には、試飲が待っています。
私は、車の運転があったので試飲はしませんでした。

でも、ウィスキーの味わい方など教えてくださって、とても楽しそうでした。

試飲用カップに4種類のウィスキーが入っていて、楽しめます。
全部のむと、結構なアルコールになりますね。

私は試飲できなかったので、ここでしかもらえないと言う限定のコップをいただきました。

結構大きいコップを利用して家で飲んでみました。

飲んだのは、カルピス メロン味。
原液が少ししかなく、薄〜〜〜いカルピス。
写真でも、それとなく薄さがわかりますね。

家族だとなかなか行かない場所ですが、行ってみると面白い発見があるものです。

流石に、子連れはいませんでした。
平日だったからかな。

お土産やさんや、レストランもありました。

お土産やさんでは、今店頭では手に入らないと言われている「白州」が売っていました。
私は知らなかったのですが、レアだそうですね。

そう言われてしまうと、飲みたくなりますよね。

見学の費用は1000円。
予約が必要です。

人気があるので、埋まってしまいます。
早めの予約をお勧めします。

詳しくは、スタッフの手塚か荒川に聞いてください!