ホームオートメーションという言葉に、何度ガッカリした事でしょうか。
もう、何年も前から言われていて、なおかつ日本にも企画はあったはずなのですが、全くと言って良いほど普及せず。

昨年は、あるホームオートメーションが販売とサービスをやめると言い出しています。
そのホームオートメーションの場合、クラウド・サーバーが必要だったようで、利用自体が出来なくなってしまうそうです。
導入だけでも、それなりの費用がかかったはずなのに。

昨年末に行った「高性能・建材・住設EXPO」にもIoTとか言って展示されていましたが、、、。
う〜ん、どれもイマイチ。
今までと、ほとんど変わらない。
エアコンが付いて、鍵がかかって、電気が付いて、ほとんど進化を感じられませんでした。

ましてや、独自規格の物を付けてしまうと
「10年後に大丈夫? 使えるの?」
と思ってしまいました。

そんな日本でしたが、海の外では新しい動きがあったようです。

新しいネット家電の規格をつくるということが昨年末に発表されました。

加盟店が、あのGAFAの3社!

これは、うまくいくかもしれません。
何しろ、メインの会社が、この方達。

  • アップル
  • アマゾン
  • グーグル

よくまとまりましたね。
ちょっと驚きです。

「イケア」や「サムスン」なども参加します。
他には、ホームオートメーションの会社などが加盟しているようです。

新しいネット家電の共通規格

アップルのHPを見てみると「Connected Home over IP プロジェクト」と呼んでいます。

その文章の一部を紹介します。


「Connected Home over IP プロジェクトの目標はメーカー各社の開発業務を簡素化し、利用者のために各社製品の互換性を向上させることです。本プロジェクトは「スマートホームデバイスは安全で、信頼性が高くメ-カー違いなどの垣根を越えてスムーズに使えるべきである」というメーカー各社の共通の信念から生まれました。本プロジェクトでは、インターネットプロトコル(IP)に基づくことで、スマートホームデバイス、モバイルアプリケーション、クラウドサービスを通じた通信を可能にすること、また、デバイス認証のための特定セットのIPベースのネットワーキング技術を定義することを目指します。」
(AppleのHPより、一部を抜粋
https://www.apple.com/jp/newsroom/2019/12/amazon-apple-google-and-the-zigbee-alliance-to-develop-connectivity-standard/)


簡単にいうと
「インターネット上に規格をつくることで、各社の機器が一緒に使えるようにして、開発も効率よくできるようにする。」
というようなことです。

規格が作られた後は、無料で使えるようになるそうです。

「オッケー グーグル」と言って、Appleの製品が動いたりするのでしょうか?
それはそれで面白いですね。

活躍できていない、グーグルスピーカー

我が家にもグーグルのスピーカーがありますが、天気を聞くことぐらいにしか使われなくなってしまっています。
たまに、音楽を聞いているかな。

「オッケー グーグル」で質問しても、
「わかりません、お役に立つことができません。」が殆どです。
「ウィキぺディアによりますと・・・」がたまに聴けるくらいです。

我が家では、子供たちから
「役立たず!!!」
と言われてしまっています。

でも、共通規格を作ればもっと活用できるようになるかもしれません。
それを期待して待ちましょう!

規格を作らなくなった日本

それにしても、あの国はどこに行ってしまったのでしょうか?

そう、日本です。

残念なのは、今回のこの規格作成に日本の会社が入っていなそうなことです。

もう、日本の家電製品は世界的には注目されていないのでしょうか。

何しろ、照明や蛍光灯でさえ規格が無く、会社によってバラバラなのですから。

家づくりをしている者としては、お客様に不自由をおかけしてしまうので申し訳なく思っています。

それでも、安心して買える家電製品は日本のメーカーがつくった製品ですよね。

先日も、海外メーカーの安い液晶モニターを会社で買いましたが、首が弱くて失敗でした。
少し高くても、日本製にしておけば良かった。

というわけで、この規格ができたら日本の会社も採用していただきたい。
そして、今まで中途半端だったオームオートメーションをもう一歩進めて欲しいです。