「高松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設」
に、道の駅と併設されているのが
「東日本大震災 津波伝承館」です。

入り口の手前には、トップライトと水盤があります。
この日は、水盤には雪が積もっていました。

「東日本大震災 津波伝承館」

ここでは、津波による被害や、どのようにして津波の影響から逃げることができたのかなどが展示してあります。

流出した「気仙大橋」

この写真は、流出した気仙大橋の一部
紙のように簡単に曲がってしまっている鉄骨から、津波の力を感じることができます。

被災した消防車

津波で押しつぶされたまま発見された消防車も展示してあります。

展示スペースは、メインと左右に

展示スペースは、このホールを中心にして、その左右に別な部屋として作られています。

歴史を物語る地層

今まで津波の被害にあった地層も展示してあります。

この写真はそのほんの一部。

もっとわかりやすく地層ができているのかと思っていましたが、見た目にはほんの少しの違いでした。

今までに、長い歴史の中で、大きな津波が何度も来ているのがわかります。

まずは、ガイダンスシアターで津波被害の映像を見ました。

地図と映像で、同時に体験

ガイダンスシアターの次に、もう少し詳しい被害の映像を見ることができます。

下半分には地図、上半分には実際に起こっていた津波災害が映し出されます。

地震が起きて、そこから津波が発生して、どのように到達したのか、とてもわかりやすく説明されていました。

昨日行った、宮古市や、山田町、大槌町などの映像を見ると、被害の広域さが目に取るようにわかります。

東北地方整備局災害対策室

「東北地方整備局災害対策室」が再現されていました。

この、たくさんあるモニターに次々と被害状況が移されていたのです。

たくさんのパネルを見るだけでも学べます

助かった人と、助からなかった人

「助かった人と、助からなかった人」
一概に言えるわけではありません。

私が言って良いという権利もありません。

それでも、今まで色々なところを見て、話を聞いてきました。

そこで、感じた事。

それは、
とにかく逃げた人が助かっている、
逃げ道を確保していた人が助かっている、
と言うことです。

「ここは大丈夫、」
と考えて、被災した方が多くいるようです。

海のない栃木にいると感じにくいですが「ただただ逃げる」ことの大切さを教えてくれます。

南三陸に行ったら、ぜひ行って欲しい

見学時間は1時間ほどでしょうか。

ここに来ると、津波の怖さを実感することができるはずです。

実際にどのようにすれば良いのかを知ることができます。

そして、あの日のことを思い出すでしょう。

開館時間午前9時〜午後5時まで(入館時間は午後4時30分まで)
休館日年末年始(12/29から1/3まで)、臨時休館日
入館料無料