松尾 和也先生をご存知でしょうか?

もう、何年前から教わっているのでしょう。

最初は、お世話になっている姫路の「モリシタ・アットホーム」の森下社長の知り合いということで、森下さんがエコ住宅の勉強会を企画してくださいました。

それから、何度かセミナーへ参加させていただいていました。

今は日本のエコ住宅の第一人者、ご意見番として活躍されている方です。

その松尾さんが、今年の前半を使いセミナーを開くというので参加することにしました。

松尾 和也先生

エコハウスセミナー

前回の会議の時にも書きましたが、便利になりました。
zoomがあります。

zoomが無かったら今の騒ぎが収まるまで進化が止まってしまうかと思うと、便利な世の中になりましたね。

今回は1回目なので、基礎編という感じでしょうか。

松尾先生の本は何冊か読んでいます。
でも、ライブだと本に書けないような事まで話してくださるので面白いですね。

もう一つ。

家づくりに対する考え方を教えてくれました。

根拠を示せ

このような技術のセミナーの場合、考え方が大切です。

その一つが「根拠を示すこと」が大切だとおっしゃっていました。

実は、これが出来ていない会社は意外と多いそうです。

と言うのも、多くの会社は家づくりのノウハウを買っています。

技術の内容を理解すると言うよりも、そのまま作る。
と言うことを大切にしているのです。

カタログ値の検証をせずに、鵜呑みにしてお客様に勧める。

そこに、技術的な根拠はほとんど無い事が多いのです。

勉強している人は少ない

松尾さんや、構造の佐藤さんの話を聞くと、勉強していない人が多いと言います。

今回も、そのような事を言っていました。

特に、エコ住宅関係の内容は、見様見真似だけで行うのは危険ですらあります。

多分、多くの会社は見様見真似で工事をしているのでは無いかと私自身思っています。

特に断熱の工事です。

本当は危険な断熱工事

断熱工事が、危険?

なぜ、危ないのでしょうか?

それは、断熱性能をあげると壁の中の環境が変わってくるからです。

断熱性能を上げるとどのようになるかというと、
壁の中で結露をするようになります。

その結果、壁の中にカビが生えたり、傷んでしまったりします。

以前から私の事を知っている方はご存知だと思いますが、私は壁体内結露の計算や測定までして来ました。

この辺りをしっかりと考えている会社は今でも少ないのだそうです。

最新の技術を教わる

松尾先生に教わろうと思った理由はもう一つあります。

私が最後に松尾さんに教わってから、数年が経ちました。

お客様の、断熱への注目度も高くなって来ました。

そこで、もう一度教わろうと思ったのです。

特に今回の内容は、今まで以上の内容になる予定です。

今から、楽しみです。

なぜ?松尾先生?

そもそも、なぜ松尾先生に教わろうと考えたと思われますか?

その理由はいくつかありますが、私と考え方が一番近いから、と言うことかもしれません。

例えば、

  1. まずは計算して仮説を立てる
  2. 実験してみて検証する
  3. 特殊な設備は使わない

特に3番の「特殊な設備は使わない」を言う人は意外に少ないと思います。

最新の「特殊な設備」を利用したがるお施主様や工務店が多いのです。
工務店側もアピールしやすいからですね。

しかし、10年後、20年後、その設備はどのようになっているでしょうか?

メンテナンスや交換はできますか?
費用は高く無いですか?
そもそも、存在していますか?
このような事を私も言い続けていました。

一見地味に見えるこの事はとても大切で、松尾先生と考え方が共通していました。

松尾先生に教わる他の理由は、経験や実例をたくさん見ているからです。

お家の性能を考えるとき、簡単に実験はできません。

実例を見て、測定する、実際の数字を知ることがとても大切です。

最新の事を知っているのが松尾先生です。

材料は劣化する

今回の話で興味を持ったのは、材料の劣化についてでした。

断熱材は、ずっとそのままと思っている方もいらっしゃると思いますが、実は違います。

劣化するのです。

次第に断熱性能が落ちてきます。

特に、発泡系で高性能なものは断熱性能が落ちると言っていました。
つくって、すぐに落ち始めることもあるようです。

壁体内発泡の断熱材についても聞いてみました。
やはり、施工によって差が出るようです。
少しは進化しているかと思いましたが、まだまだのようです。

建築業界には沢山の種類の断熱材があります。
表面には出ませんが、色々とありそうです。

断熱性能の落ちにくい断熱材はネオマフォーム

では断熱性能が落ちにくい断熱材は?というと

当社でも10年以上採用している「ネオマフォーム」だそうです。

ネオマフォームは、どなたに聞いても評価が高いですね。

「ネオマフォーム」を使い続けて良かった。

太陽は、最高の暖房

エコハウスを考えるときに大切なことは、太陽熱をいかに取り入れるかです。

今回も、松尾先生はそれに関連した説明をいくつかのパターンでしていました。

簡単に言うと「エコハウスの居室の窓は、南側につくるのが鉄則」と言う事です。

南側に窓がある部屋とない部屋を比べると、快適さも、光熱費も違って来るので、注意が必要です。

松尾先生のように、超高断熱のお家をつくっている方でも大切にしている事ですから、軽く考えない方が良いですよ。

ちなみに「太陽は最高の暖房」とは、
最初の頃に書いた森下さんの言葉だそうです。

森下さんも、この言葉を心の底から理解するのに3年かかっていたと言っていました。

一般の方がそこまで考え及ばないのは、当然なのかもしれません。

私も、もっと上手に説明を出来るようにならなくてはいけませんね。

松尾先生の家をつくりたい方、募集します!

これから、半年にわたって松尾先生からエコハウスの作り方を教わります。

「松尾先生の家づくりを頼みたい」と思っている方がいらっしゃった、ぜひお声がけください。

松尾先生の指導のもとで、家づくりをさせていただきます。