今回書くことは、私が個人的に試していることで、同じ事、または類似したことをされて問題が起きても当方では一切の責任は持ちません。自己責任でお願いします。また、開発会社である福井コンピューターに取ってはサポート外ですので、絶対に問い合わせなどをしませんようにお願いしますいつ、使えなくなるかわかりません。

Macが好きだけれど、建築業には使いにくい、、、、アーキトエンドが、Macの上で動くだけでも幸せ!と言う方のみでお願いします。

住宅会社で多く使われているCADの一つが福井コンピューターのアーキトレンド(ARCHITREND ZERO)。私の会社でも利用しているのですが、そこで問題が一つ。Macで動かない。Windows専用、、、、。と言いますか、Macの上で動く日本製住宅専用ソフトは皆無。

まあ、Mac上のCADと言えば老舗の「Vectorworks」「Auto CAD」等、いくつかあるのですが、住宅専用ではなく当社のような会社にはちょっと荷が重い。いいアプリなんですけれどね。

今までは、アーキトレンドをインテルMacの上でパラレルデスクトップ(ParallesDesktop)を利用して問題なく動いていました。が、Mシリーズが出てから、動くのか、動かないのかわからない。と言うわけで息子のMacM1を借りて試したところ、なんとかインストール成功!

WindowsもArmに正式対応したと言うわけで、私もMacBookPro16M2を購入!パラレルディスクトップを載せてアーキトレンドをインストールしました。おかげで、軽快に動いています。かなり使いやすいです。速度も問題無しです。

難を言えば、インストールにコツがいる事。と言うわけで、今回は建築関係の人のためにMacへのアーキトレンドのインストールの方法を書いてみます。私も探したのだけれど、見つからなくて、、、、。お役に立てれば何よりです。

MacBookPro M2とパラレルディスクトップとアーキトレンドの注意点

インストールする前に注意点です。色々と組み合わせなどで挙動が違う事があるように感じます。自分のセットアップ内容により試す必要があるかもしれません。

また、アプリの相性もあるみたいです。マイクロソフト「Access Runtime」や「Microsoft365・office」をインストールしてから、アーキトレンドをインストールすると下記のような警告が出ました。

後ろには「ARCHITREND」の文字が、、、。ここから進めなくなります。最悪、このエラー表示が消えなくなり、何度リスタートした事か。このMicrosoft系アプリとの相性を厳密に調べたわけではないのですが、現在は私のパラレルディスクトップからは削除しています。削除すれば、アーキトレンド(ARCHITREND ZERO)は動きようになりました。

では、Microsoft系のアプリはどうするのかというと、パラレルディスクトップの面白いところ。Macの上に別にWindowsを作れるので、そちらにMicrosoft系アプリはインストールしようかと思っています。方法は簡単です。パラレルディスクトップが作ったWindouwsのファイルをコピーして、アプリをインストールするだけです。

ここからスタートします。説明を簡単にするために、パラレルディスクトップのインストールなどにつきましては割愛します。

パラレルデイスクトップの上に、アーキトレンドをインストール!

まずはFCアカウントのアプリをインストールして下さい。下のアドレスから福井コンピューターのページに飛び、「FCアカウントをダウンロード」をクリックして、FCアカウントをインストールして下さい。青くて丸いあれです。

https://hd.fukuicompu.co.jp/fc-account/

FCアカウントを立ち上げます。

FCアカウントを立ち上げると、半分から下の方に福井コンピューター アーキトレンドのインストール画面が表示されます。次に、下の絵で赤く囲ってあるところをクリック。

アーキトレンドをダウンロード

下のように「ARCHITREND ZERO Ver.9」と他2つが表示されます。今回は、「ARCHITREND ZERO Ver.9」の左側にある「インストール」をクリック。ここでは「メディアを保存してインストール(約4.2GB」をクリックします。下の画面は、インストールが始まっています。

上の推奨になっている「直接インストール」も試しましたが、うまくいきませんでした。

この次が重要です。ここで私は迷いました。

アーキトレンド インストーラーの操作を間違えないで!

ここがポイントです。インストーラーが立ち上がります。ここでついつい「一括インストール」を押してしまいがちですがうまくいきませんでした。「各アプリ 個別インストール」をクリックして下さい。

各アプリ個別インストールでアプリをインストールします

下の絵のように表示されたらインストールスタートです。Windowsの悪いところで、他のWindowに各画面が隠れている場合があります。その際には、表に出してあげて下さい。

下の画面が表示されたら、必要なアプリをインストールします。

私がインストールしたのは「ARCHITREND ZERO Ver.9」と「ArchiMaster Ver.24・3D カタログマスタ Ver.7」の2つです。「ARCHITREND ZERO Ver.9」だけでも動きますが、各パーツのデータが少ないのでほとんど使えません。

次からは、お馴染みの画面が続きます。

「ARCHITREND ZERO Ver.9」のインストールスタート

とうとう、インストールが始まります。どんどん進めましょう。

「ArchiMaster Ver.24・3D カタログマスタ Ver.7」のインストール

こちらも引き続き、どんどん進めましょう。

ここで2択が出ます!

ここで、2択の問題が出ます。ここでは「スタンドアローン」を選択して下さい。本体にインストールされます。当社は、認証がサーバータイプなので「サーバー」を選んだら動きませんでした。意味が違うんですね。

これで終了です!

と言うわけでインストールできました!動きました!

MacBookProM2 パラレルディスクトップの上でアーキトレンドが動いている画面です。

使用した感じは、快適そのもの!

実際に使ってみた感じは、快適です。
外部モニターは前と同じ2台。LGの4K(表示は2560×1440)と1980×1080を繋いでいます。

以前はMacBookPro2018(Core i7 2.6GHz)を利用していたのですが、パラレルディスクトップ上のアーキトレンド(ARCHITREND ZERO)では画面表示が遅くなり使いにくい。アーキトレンドを利用するときだけ解像度を落としていました。

ちなみに、今のシステムはmacBookPro16 2023 M2Maxです。

まだ、利用し始まったばかりですが、今の所問題なく動いているようです。

何か問題が発見されましたら、またこちらに書き込みをしようと思います。

Macでパラレルディスクトップを使ってCADを利用するときの注意点

私が使っているWindousのアプリは、

  • アーキトレンド(ARCHITREND ZERO)
  • ホームズ君:構造EX・許容応力度計算
  • ホームズ君:省エネ診断・パッシブ設計
  • マイホームデザイナーPro10
  • JW-CAD

等になりますが、どれもほとんど問題なく動いています。

しかし、まれに画面表示がおかしくなる現象も確認しています。それはまた後日、報告します。

くれぐれも、今回の内容を福井コンピューターに質問しませんように、お願いします。

「もう、めんどくさいから使えないようにしてやる!」

なんてなったら、大変ですから。