今日は、「阪神大震災」があった日。
21年経ったのですね。
当時、私は20代で鹿沼で仕事をしていました。
このことを知った時や、高速道路が倒れている写真を見て、事の大きさを知りました。
一度、神戸にも行きました。
しかし、ある事が欠けていたことも感じていました。
それは実感です。
頭ではわかっていても、感じるという感覚がありませんでした。
「距離」がそうさせていたのかもしれません。
動くこともできず、しませんでした。
この事が、ずっと私の頭の中から離れませんでした。
そしておきた「東日本大震災」。
この時は違いました。
「阪神大震災」の時の事が頭をよぎったのです。
あの時は何かできなかったけれど、今度は私でも何かできるのではないか。
そのような思いから、現地にも向い支援活動を始めました。
DSC_4596_20160117214249745.jpg
この写真は、2011年6月の南相馬です。
災害にあった方から話を聞く事も出来、災害の大きさ、惨さを実感できるようになったのです。
報道からだけでは得られない、感覚、感情が沸き起こってきたのです。
支援活動を始めた最初の頃は、とても不安でした。
「余計な事をするな」とか、言われるのではないかと思ったのです。
しかし、そのような事はありませんでした。
みなさん、ニコニコしながら迎えてくれました。
心の中には複雑な思いがある筈なのですが抑えていたのでしょうか、
表に出そうとする人はいませんでした。
みなさん、暖かく接してくれたのです。
そのような経験から思った事は、
できるだけ長く続けようということ。
もう一つは、実際の現地を見る事です。
やはり、実際に状況を自分の目で見て感じ考えないと、
頭ではわかっても、感じる事ができないと改めて悟ったのです。
ですから、東北への応援活動も、
「もういいよ、」と言われるまで、続けたいと思います。
私が見た事実を、皆さんにお伝えしていきたいと思っています。