トランプ大統領の話題が尽きませんね。
そのような時期に、
TOHOで行われている「午前10時の映画祭」
で上映されているのが、
「アラバマ物語」
です。
「アラバマ物語」と言っても、
知っている人は少ないのではないでしょうか?
かくいう私もその一人。
原作はハーパー・リーさんの自伝的小説で、
1961年度のピューリッツァー賞を受賞し、全米で900万部を売り上げたそうです。
公開年が1962年ですから、
本が出てからかなり早く製作されていますね。
IMG_1031.jpg
内容は、
娘の目をとして、
弁護士としての父親の生き様を描いています。
そこで描かれる裁判は
黒人差別が問題となっています。
暴力を嫌い、平等を重んじる主人公、
子供には丁寧に説明していいきます。
カッコいい父親です。
2003年アメリカ映画協会が選んだ
アメリカ映画100年のヒーローベスト100で
本作品の主人公であり父親の
アティカスが1位に選ばれています。
主人公のグレコリー・ペックは
「ローマの休日」の主人公といえば、
「あの人か!」と思い出す人も多いのではないでしょうか?
1960年代は、黒人問題に関する映画も多いですね。
さて今、
アメリカや他の国は混乱しているようです。
時代が違いますし、
危険性が全く違いますので
同じようには判断できませんが、
この時代に描かれたのが、
「良心のアメリカ」。
それと同時に、
「アメリカの本当の強さ」
ではなかったかと思います。
午前10時から
ベルモールのHOTOでやっています。
ぜひ、ご覧になって下さい。
http://asa10.eiga.com/2016/cinema/603.html
参考文献:午前10時の映画祭HPより