今度は、大阪で大きな地震がありましたね。
栃木県で東日本大震災を経験したときくらいの揺れだった、と考えれば揺れの大きさも想像できますでしょうか。
今回も、亡くなられた方が出てしまった事は残念です。

私の中学時代の友達も大阪に1人いて早速連絡を取りました。
震源地の近くだったそうですが、知り合いで怪我人はいなかったようです。
それでも、家の中は散乱してしまったそうですから、これからの片付けは大変でしょう。

地震の後で心配になることがあります。

「 地震で揺れたお家は、歪んでいないのだろうか? 」

と言うことです。
そこで、今回は、家が歪んでいないかを簡単に確認する方法をお伝えします。

家の歪みを確認する方法

家の中の部材で、真四角に作られている物はいくつかしかありません。
ちょっと意外に思われるかもしれませんが、四角に見えても少し歪んでいたり、斜めになっていたりしているのです。

そこで、簡単に歪みを確認する方法として、このこの四角で出来ている物を利用します。

その四角で出来ている物とは「建て具」です。
簡単に言うと「ドア」

建て具は、かなりの精度で真四角に出来ています。
以前、歪んだ家の為に「平行四辺形」の建て具を建具屋さんにお願いした事があるのですが、「そんな物出来るか!」と断られた事があります。
そのくらい四角なのです。

まずは、開き建て具

建て具と建て具の枠の隙間を見てください。

開き戸

青い矢印のある部分です。
ここの隙間が、部分的に大きかったり少なかったりしている場合は、歪んでいる事になります。

注意点として、開き戸の場合には吊り金具のネジが緩んでいて、そもそも斜めになってしまっている場合があります。
その時には、釣り元側を枠と平行になるように修正してください。

修正しても、その反対側の枠の隙間間隔が斜めになる場合には、歪んでいる可能性があります。

次に「 引き戸 」

引き戸

引き戸は、必ず閉めた状態で枠との差を見てください。
開き戸よりは、わかりにくいかもしれません。

なぜ、閉めた状態で確認するかと言うと、写真で青い矢印のある側の枠と、オレンジ色の矢印のある枠は、そもそも平行でない場合が多いのです。
ですから、閉めた側ではキレイにしまっても、開けた状態の枠側ではすき間が出来てしまいます。

引き戸の場合には、閉めた状態で枠と水平にしますので、この状態で確認しなくてはいけないのです。

 

家の歪みは場所と方向によっても違います。

1階、1階、東西南北、何ヶ所かで確認する事も大切ですよ。