「午前十時の映画祭」、いい作品をたくさんやってくれていますね。
今年も「黒澤明」作品を2本やってくれます。
そのうちの1本、
「生きる」を見てきました。
私も、「生きる」を映画館で見るのは
初めてかもしれません。
やはり、映画館で見たいですよね。
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そのような思いを持ちながら、
ドキドキしながらの上映開始でした。
この映画が作られたのは1952年、
さすがに映像と音はそれなりです。
戦後、7年目と思うと、
また見方が違ってくるかもしれません。
作品については見ていただきたいので、
ここに書くのはやめておきますので、
別のことを書いてみます。
この作品、海外での評価がとても高い
事にも驚かされました。
私がニュージーランドにいた時に買った
映画の本を紹介します。
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もう、18年くらい前に買った本なのですが、
「生きる」もしっかりと掲載されていました。
英語のタイトルは「LIVING」
星5つです。
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星5つと言っても、
結構多そうに聞こえますよね。
この本、10500本の作品を紹介していますが、
星が5つの作品は20本にも満たなかったと思います。
結構厳しい本なのです。
その中で、星5つに選ばれた1本なのです。
文章の中にも、最後の方に
「This is a perfect film」:これは完璧な映画です。
「its appeal is universal」:誰にでも呼びかけています。
「its message timeless」:その呼びかけは、色あせません。
白黒の映画を見たことのない方も多いと思いますが、
ぜひご覧になってください。
上映中に、作品に夢中になってつぶやいてしまった方がいました。
「いい人だな〜」
そのような作品です。
映画はたくさん見ていますが、いいおじさんが、
映画に夢中になってついつぶやいてしまったり、
叫んでしまう、そんな映画を作っている監督は、
黒澤さんくらいしか、思いつきません。
次回、黒澤作品は「7人の侍」です。
10月13日(木)に、会社のスタッフとみんなで見に行きます。
楽しみです!