建物を作る前には地盤調査をします。
最近では、マンションの杭が施工不良だった事が
話題になりましたね。
あの事件は、
地盤調査と施工の難しさを再確認させてくれました。
では、あなたがお家を作る時には、
誰が、地盤調査の依頼をするのでしょうか?
その答えが「建築士事務所協会」からきた
会報の中に書いてありました。
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ギリギリ載せたので、読みにくいですが、
頑張って読んでください。
簡単に言えば、
あなたが家づくりをするのであれば、
あなたが地盤調査を、地盤調査会社に依頼するのだそうです。
建築会社としては、
あなたが依頼した地盤調査会社のデータに基づいて
地盤補強の設計をしていくのです。
家づくりで建築士事務所(設計事務所)に頼むときには、
本当は、あなたが自分で調査会社に依頼しなくてはいけないのですね。
このような用紙が回ってくるくらいですから、
今までは曖昧だったのでしょう。
また、工事中にも新たな地層構成が見つかることがあります。
その際には、設計変更、工事内容の変更もあると言っています。
とても大切なことです。
今までは、大丈夫だろうと工事を進めていた現場も多かったのでしょう。
住宅会社の多くはエスホームのように、
地盤調査も一緒にしてしまうのが当たり前なので
ご心配は入りません。
しかし、自社で地盤調査をするところは、
注意した方が良いようです。
判定を甘くしているのではと感じたことがあります。
実際に有った事なのですが、
ある大手木造住宅会社が地盤調査をしました。
その会社は地盤補強をしなくても良いという
結果が出たのです。
しかし、当社で第三者機関に地盤調査をしてもらったら、
とても地盤が悪く、地盤補強が必要となりました。
その後に起こった「東日本大震災」です。
そのお家の一帯は、被害が大きく出ていました。
地盤につきましては、
地中の中のことですから、
予想や想像で考えてしまうのは危険です。
しっかりと第三者機関に依頼して、勝手な考えを入れずに、
地盤の強さを判断してもらうのが最良と思っています。