ほとんど報道もされなくなった南三陸。
東日本大震災の際には、
とても大きな被害を受けたと言う説明はいらないでしょう。
その南三陸も、
これからの災害から被害を受けないように大規模な工事が進んで来ました。
そして、以前と随分と違った街ができていました。
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新しい道路に、新しい工場。
一見キレイなのですが、数年前に行った時の街とは違っていて戸惑います。
いつか来るであろう、
大きな津波に備えて大規模な防潮堤が街(田畑?)と海の間に作られています。
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昨年との大きな違いは、
ダンプがいないと言うことです。
昨年までは、ダンプがたくさん走っていて、気をつけたものです。
今年は、全くと行っていいほどいませんでした。
盛り土自体は、ほぼ完了したと言うことなのでしょうか。
奥に見える赤い鉄骨の骨組み。
あれが知られる事になる町役場です。
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下は、2012年の町役場の写真です。
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周りには何もありませんよね。
見比べていただければ、どれだけの工事をしたのか想像できると思います。
献花台は、建物のすぐ前にあったのですが、
今はかなり離れた場所にあり、近づく事も出来ませんでした。
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2009年の、南三陸も航空写真です。
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海岸沿いにたくさんの建物があることがわかりますね。
今は、この建物や商店街は一切ありません。
強いて言えば、漁業関係の工場が新設されていると言うことです。
では、この商店街はどこに行ってしまったのかと言えば、
集合店舗としてオープンしていました。
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この商店街がどのような場所にあるのかというと、
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上の写真を見てわかりますか?
下の車が昔の地面、
上の建物が、かさ上げして作った商店街です。
ここまで上げれば、安全と言う事なのでしょう。
このかさ上げも、南三陸の町全面的に行うかと思っていたのですが、
海岸線のみのようです。
商店街には、こんなタコさんが。
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南三陸の特産物なのだそうです。
次回は「奇跡の1本松、変わってしまった海岸線」です。