先日の地震は大きかったですね。

翌日、お打ち合わせの予定だったお客様も、瓦がずれてしまったり、兄弟が被害に遭ったり、大変だったようです。

強いところでは震度「6強」もあったとか。

あの東日本大震災から10年。

今回の揺れを感じて、忘れかけていたあの日を、思い出した方も少なくなかったのではないでしょうか。

家づくりを考えている方の多くは、土地から探されます。

今回のような地震があると考えませんか?

「揺れにくい場所がわかる地図があればいいな」と。

実はあるのです。

宇都宮市の地震時の揺れやすさを表した地図

宇都宮市の、揺れやすさを表した地図はこちらです。
赤い部分は揺れやすく、青くなるほど揺れにくくなります。

色が重なって見にくですが、なんとなくわかりますか?

真ん中に新幹線が通っていて、宇都宮の環状線を見ることができます。

揺れの順番を改めて書きますと、下記の順番になります。

  1. 黄色

赤が一番揺れやすく、青が揺れにくいエリアです。

ここには表示されていませんが、山間部は揺れにくいようです。

南に行くほど、揺れやすいと表示されます。

ただし、これを過信するのはやめておいた方がいいようです。
東日本大地震の時にわかったのですが、揺れやすいエリアは細かく分かれていることが分かったからです。

あくまでも、参考程度にしておいてください。

大元の地図は、こちらです。

震度6弱以上の地震が発生する確率が高いエリア

それでは、今度は「震度6弱以上の地震が発生する確率が高いエリア」を見て見ましょう。

上の地図の、揺れにくいエリアとほぼ同じような結果になっていますね。

でも、宇都宮市の町がある部分ほぼ全域ですね。

揺れないエリアは調整区域

宇都宮駅の北側と環状線の間は、揺れにくいエリアでなおかつ震度6弱にもなりにくいエリアになっていますね。

ところが、ここは「調整区域」と言って「お家を建てることに制限のある地域」に指定されています。

安全な地域なわけですから、もったいないような気がしますね。

都市計画の際には、そこまで考えていなかったのでしょう。

津波のあった地域では都市計画が大きく見直されました。

栃木県でも、そのような動きがあっても良いのかもしれませんね。

日本で見る、地震の予想図

今度は、日本全域で見て見ましょう。

地震の発生確率:震度5弱以上

日本全域で見てみると、5弱以上の地震があるエリアは、こちらのようになります。

濃い赤の部分が確率が高いエリアです。

もう、日本のほとんどですね。

どこに行っても、地震に合うと考えたほうが良さそうです。

念の為言っておきますが「震度5弱」は、結構な揺れですよ。

棚が倒れたり、物が落ちてくるかもしれません。

ちなみに、今回の地震で片山が大切にしていたディズニーの飾りが棚から落ちて、大破したそうです。
あなたも、お気をつけ下さい。

地図には載せられませんでしたが、沖縄本島から石垣島まで、震度5弱以上の地震がある確率は高いようです。

地震の発生確率:震度6弱以上

今度は、地震の発生確率が震度6弱以上の確率を表した地図です。

こちらも、濃い色の部分が地震の発生確率が高いエリアです。

太平洋側がほとんどですね。

東北は意外に少ないように見えますが、津波など別な災害が起きやすいので安心はできません。

沖縄本島や石垣島は、なかなか震度6弱までの地震が起きる確率は低いようです。

地震時の揺れやすいエリア

今度は、地震の揺れやすいエリアを全国で見て見ましょう。

こちらも、青い部分は揺れにくく、赤い部分が揺れやすいエリアです。

関東地方は、全域が揺れやすいようですね。

東京、名古屋に大阪、日本の経済活動の中心部が揺れやすいエリアに指定されているのが気になります。

地震の元凶 日本の活断層

今度は、活断層を見て見ましょう。

「活断層」とは、地震の揺れの原因となる部分です。
ここの地盤がずれて、地震が起こります。

栃木県は少ないですね。

大阪・京都・滋賀エリアは多いですね。

活断層と揺れやすいエリア

活断層の地図と、先に掲載した揺れやすいエリアの地図を見比べてください。

活断層と、重なっているのがわかります。

特に、九州・四国・大阪、へ筋のようなものが通っているのが見て取れますね。

逃げられない日本

日本のどこにもある地震。

完全に逃げることは難しいようです。

しかし、避けたり、被害を減らすことは出来ます。

ぜひ、このような資料を参考にしてください。

震度の高いエリアと揺れやすいエリアは違う

「震度6弱」以上の地震が起きやすいエリアと、揺れやすいエリアを紹介しました。

では、この2つのデータとお家の被害は完全に重なるのでしょうか?

多分、違ってくると思います。

と言うのも、地震の影響は地盤の影響が大きからです。

「揺れやすいエリア」はその点を考えているかとは思います。

このような事を考えながら、もう一度見直して見てください。

地盤サポートマップ

下記、ホームページから見ることができます。

https://supportmap.jp/?fbclid=IwAR2GNNFdBjdkAVIfa7sa7eKt_lG1Di_MGjLwY5W3ZnIFF6X–VWvSfDPGEg#10/36.4285/139.7845

参考文献

ホームページ:地盤サポートマップ(2021年2月17日時点)
       ジャパンホームシールド株式会社