基礎の下地となる砕石を敷いて仮の地盤を作った後、捨てコンクリート、通常「捨てコン」を打ちます。

一般的には、基礎の周りにある深い部分しか打ちませんが、今回は中の広い部分まで打ちました。
手伝いに来ていた基礎屋さんも不思議に思っていた程です。

捨てコン、開始!

ところが、今回は違いました。
砕石の平らな部分全面を覆うように捨てこんを打ちます。

その理由は、基礎の下に断熱材を入れるから。

コンクリートの直径60cmの杭をたくさん打ちましたが、その上に断熱材を直接乗せてしまうと杭が断熱材にめり込んでしまうかもしれません。

そのようにならないためにも、全面に捨てコンを打つことになりました。

構造塾の佐藤先生が計算

杭の工事をしてくれた会社も、捨てコンが必要と言っていました。

と言っても、どのように打ったらいいのかがわかりません。

そこで、構造塾の佐藤先生に相談しました。

資料も送って見ていただいたのですが、やはり捨てコンは必要とのこと。

そうしましたら「どのくらいの厚みで打てばいいのか計算してあげるよ!」との嬉しい連絡をいただきました。

さっそくお願いして、5cmの厚みで打てば良いとなりました。
思ったよりも薄いので、ホッとしますね。

ミキサー車から、大量のコンクリートが流れていきます。

耐圧版に入りました!

休む間もなく、耐圧板へコンクリートを流し込み始めました。

ここからが通常はやらない作業です。

面積も大きいから大変ですね。

途中まで打つと、ミキサー車の中のコンクリートが無くなり出ていきました。

5分くらいして、別なミキサー車がやって来ました。

自分たちが出れなくならないように、慎重に打っていきます。

2時間ほどで、土間コン打ちの作業は終わりました。

キレイに仕上がりました。

この後は、養生期間と言ってコンクリートが固まる期間を置きます。

ちなみに、コンクリートは乾燥して固まるわけではありません。
化学反応によって硬くなります。

次回は、型枠と配筋です!