基礎下の断熱材設置も終わり、配筋も終わり、配筋検査も終わり、鎮物も納めました。
ここまで来れば、次は土間打ちです!

1月という寒い時期なので、朝から開始します。

ポンプ車!

コンクリートを基礎の端から端まで行き渡らせるためにポンプ車を利用します。

ポンプ車には長いホースが付いていて、ググ〜と伸びていきます。

このポンプ車の設置場所によっても、随分と作業のしやすさが変わってきます。

今回の場所は、問題無いでしょう。

右にあるポンプ車のグレーのシートの間にコンクリートを流し込んでいきます。

後は、コンクリートを運ぶミキサー社を待つだけです!

土間打ち開始!

ミキサー車がやってきました。

先ほどのポンプ車にくっ付けてコンクリートを流し込んでいきます。

まずは、地中梁の部分から、どんどん流し込んでいきます。

写真だと2人組で動いていますね。
左の人がコンクリートを流し込む人。
右の人は、道具を使ってコンクリートに振動を与えています。

コンクリートに振動を与えるのは強い基礎を作るのには大切な事なのです。
と言うのも、コンクリートが細部まで流れ込まずに隙間ができてしまったり、混ざっている骨材(砂利のような物)が偏ったり沈んだりしてしまわないようにする効果もあります。

左後ろに控える3人は、もう少し後で活躍します。

耐圧板打設開始!

地中梁の打設が終わり、耐圧板の打設に移ります。
こちらも、コンクリートを流しながら振動を与えコンクリートを隅々まで流れるようにします。

ちなみに、コンクリートを流し込んでいるホースを持っている人が腰につけている黄色い箱、これはポンプ車を操作するためのリモンです。
このリモコンであのホースの位置を操作したり、コンクリートを流したり簡単にできるのです。

コンクリートの均しが始まりました!

コンクリートを流し込みながら、均しが始まりました。
コンクリートの打設厚さを確認しながら、打っていきます。

ミキサー車からポンプ車へ

ミキサー車から、ポンプ車へ流し込んでいきます。

今回は、8台のミキサー車が来ました。
普通の2〜3倍くらいでしょうか。

コンクリートの量を調整しながら、ミキサー車に流し込んでいきます。

タプタプにコンクリートが入っていますね。

ミキサー車は、セメント工場から90分以内に現場に到着しなければいけないという決まりがあります。

これは、コンクリートが固まり始めてしまうからです。

また、水とセメント(コンクリートの原料)の割合は強度に関係しているため厳しく定められています。

そのため、固まり始めたからと言って水で薄めるようなことをしてもいけません。

水で薄める行為は、たまに問題になる事があります。

半分くらいは終わりました!

半分を過ぎたあたりです。
ここまで約1時間。
職人さんは、ずっと動きっぱなしなので大変ですね。

ポンプ車に近くなってくるとパイプを上に上げて長さを調整します。
写真に写っているお家も高さは9m程はあるかと思いますので、ポンプ車の高さはご自分でイメージしてみて下さい。

打設完了!

打設完了!
の写真なのですが、撮影していなかったのでほぼ完了の写真です。

私もミキサー車の出入りの時に交通整理などをする役目があり走り回っていたのでタイミングを逃してしまいました。

今回は、少しだけコンクリートが足りなかったということで1m3追加になりました。

ここまでで、だいたい午前中で完了しました。
ほぼ、予定通りです。

でも、これで終わりではありません。

仕上げが待っています。

土間の左官工事!

表面がまだ荒いので、土間完了後に左官屋さんにキレイにしてもらいます。

まずは、周りをコテで押さえていきます。

次に、広い面はエンジンでコテを回す機械を使います。
一般的に住宅では利用しないのですが、今回は広いために特別にやってもらいました。

最初は、ある程度の慣らしなので模様のような跡が入っています。

完了です!

一旦事務所に戻って、4時頃に再度現場に行きました。
工事はキレイに終わっていました。

この次の日の朝は最低気温が5度の予想。
今の時期は氷点下でも珍しくないので、ホッとしました。

というのも、コンクリートは水との化学反応で固まるので、冷え過ぎて水分が凍ってしまうと予定の強度が出せなくなってしまうのです。

次回は、墨出しです。

墨出しとは、内部に建てるグリッドポスト(以下GP)という束のような物を立てる位置を出すことを言っています。

お楽しみに!