宇都宮市 若草自邸 ネオマフォームを貼りました!

西村邸の家づくり

私の家の断熱性能目標は0.23W/m2Kです。この値は、HEAT20の地域補正を考えた時に出てくる値です。

実際に、この値を出すにはなかなか厳しいかったです。というのも、形を整えて窓を減らせば出せるのですが、この数字のために好みを諦めるというのも、どうなんだろうと思ってしまうからです。

とわいえ、やはり今現在日本にある断熱基準でも一番厳しい数字。意識しないわけにはいきません。

そこで今回の自邸では、一般の方には絶対にお勧めしないような断熱性能を持たせる工事をしています。

なぜ、お勧めしないのかというと、コストパフォーマンスが悪いのです。光熱費を考えてもとにかく費用がかかりすぎます。

今回の自邸は、実験的な要素もあるのでチャレンジしています。一度はこのようなお家を建てておくことも経験上大切なのです。

外張りの断熱材は、ネオマフォームです。厚さは2種類。
60mm
80mm
です。

なぜ2種類にしたのかというと、外壁の重さを考慮したためです。外張り断熱は、重い外壁に弱いのです。

まずは、窓周りに木枠を付けます

外張り断熱の施工をする場合、窓の厚さが問題になります。断熱材の厚さ分、窓が凹んでしまうのです。それを防ぐために、エスホームでは木枠を打ち付けます。

窓開口の周りに、材木が留めてあるのがわかるでしょうか。窓は、この材木の上に取り付けられます。

その材木に合わせて、ネオマフォームを貼っていきます。
下の写真は60mmのネオマフォームです。

この段階では、木ネジで止めている程度です。

ネオマフォームを貼った後には、テープで隙間を止めていきます。

上の写真は、屋根が斜めになっている部分なので貼るのが難しいのですが、大工さんはピッタリにカットしてくれています。

凄い!

秋田県のクリエイトホームズさんを見学させていただきました!

あなたも出来る!家づくり

秋田県でも注目されている株式会社クリエイトホームズさんを見学させていただけるということで、早速行ってきました!

秋田県と言えば「ナマハゲ」ですが、行くのは初めて!

宇都宮からは、新幹線で仙台乗り換えで行くことができます。
途中、鈴木おさむさんが書いたSMAPとの「もう明日が待っている」を読みながら。なかなか面白くて、秋田に着くまでに読み終わってしまいました。

さて、クリエイトホームズさんは、その時々のご要望に合わせた商品、この場合はお家などの建物を作って地元に貢献しています。

まずは事務所でお話を伺い、さっそくお家を見学に行ってきました!

モデルハウスは雪下ろし不要!

クリエイトホームズさんのモデルハウスを見学させていただきました。最終的には販売するので、展示場のように華美な作りにはなっていません。

秋田県でも平屋は人気!ということで、こちらも平屋ですね。

広々とした対面キッチンのLDKです。使いやすそうですね。

畳コーナーは少し休んだり、寝転びながらTVも見られそうです。
畳下にはたっぷりと収納が作られていました。

3mの雪にも耐えられる家!

この辺りでは、2〜3mの雪が降ることは珍しくないそうです。雪下ろしも危ないですよね。そこで、雪下ろしをしなくても大丈夫な構造でクリエイトホームズさんは家づくりをしています。

雪の重さは、一般的に1cmの厚さで雪が積もった場合、1m2で約20kgと言われています。結構重いのです。

ということは、20坪(約66m2)の平屋に300cmの厚さの雪が積もったとすると

66m2×300cm×20kg=396,000kg=396t!

え〜、396tもの重さが、家にかかっているということになります。
計算、間違っていないですよね。。。

車1台の重さは、重くて2tくらいですから、200台の車が屋根の上に乗っているのと同じということになります。

その上、地震にも耐えられる強度、凄すぎます!

危険な雪下ろしをしなくては良いというのは、何物にも変え難いでしょうね。

新潟だったと思いますが、大きな地震があったにもかかわらず被害が少なかったことがあります。その原因は、雪に耐えられるように作っていたからだ、と聞いたことがあります。

クリエイトホームズさんの家は、雪にもよりますが余程の地震にも耐えられるでしょうね。

雪対策!

3mの雪が降る秋田県です。雪対策もされていて考えさせられました。

まずはエアコン室外機!

バッチリとカバーがされています。

写真だと分かりにくいですが、取り付け高さも3mくらいのところにあります。

エコキュート

エコキュートは、このように屋根のある部分に設置してありました。

エコキュートは冬に調子悪くなることが多いのですが、雪に埋まってしまうとメンテナンスは大変そうです。

最低気温は、意外にも-2.1度と高い

秋田の最低気温を、気象庁のデータから見てみました。それがこちらです。

なんと、1月2月の最低気温はー2.1度????あれ、宇都宮の最低気温はどうだったかと同じように調べてみました。

なんと、宇都宮市の最低気温は、1月で−2.2度。宇都宮のが寒いのです!!!
う〜ん、富山や新潟よりは寒いと知っていましたが、秋田県よりも寒いとは!

それに秋田県は冬でも相対湿度が70%を超えています。それだけ雪が降っているということかもしれませんが、乾燥対策には良いですね。

これらを見ると、栃木県は全国的に考えても実は寒い地域なのです。慣れているから今のままでも良いと思われるかもしれませんが、栃木県の家を暖かくしなくてはいけない理由がわかりますね。

クリエイトホームズさんのホテル!

クリエイトホームズさんの鈴木社長は時代の変化に対応するのが上手い!

というわけで、最近はホテルも始めたそうです。

それがこちら!

中もよくまとまっていて、とっても快適そうでした。

それに、宿泊料が大人1名5,000円(税込)ととってもリーズナブル。

翌日はレンタカーを借りていたので、こちらに宿泊した方が安かったかも。

その時代に合わせた家づくりを進めるクリエイトホームズさんは、とっても素敵な会社でした!

鈴木社長、大変勉強になりました。
ありがとうございました!

宇都宮タカラショールームへ行ってきました!

あなたも出来る!家づくり

タカラというと、どのようなイメージがあるでしょうか。

少し前までは「頑丈だけれど、デザインが、、、」と思っていた方も少なくなかったでしょう。

今は違います。

デザインも、性能も、耐久性もグンと良くなっているのです。

というわけで、タカラのショールームへ行きキッチンの説明を受けてきました!

流しの下が空いている!

以前も特注であったのですが、なくなっていた流し下の物置。
扉がついて復活しました!

流しの下にゴミ箱を置いたり、車椅子の方にも便利なタイプです。

以前はメンテナンスに少し手間取ったのですが、今回は扉が付いています!
これなら、メンテナンスも、ヘソクリ、、貴重品を隠すのにも良いかもしれません。

流ししたが空いているタイプは、流しの幕板部分に包丁をしまえるようになっていました。
以前流行ったのですが、ここで復活です!違和感もありません。

引き戸のの金物は大きく分けて2種類!

キッチン引き戸の金物にも注目しましています。実は、大きく分けて2種類あるのです。それをわかりやすく写した写真が下の写真です。

左はエスホームで標準仕様となっている引き出し、右はシンプルタイプの引き出しです。

何が違うかと言いますと、

左の引き出しは引き出せる幅が大きく、横揺れもしにくくなっています。

右の引き出しは引き出せる幅が小さく、少し横揺れも発生することがあります。その分安価に購入することができます。多くの住宅メーカーは、こちらを採用しているそうです。

特にこだわりがなければ、右のキッチンでも必要十分な性能は持っていますので、こちらでも十分でしょう。

シンク下に食洗機!

食器洗い機というと、シンクとIHやガス器具の間にあるというのが一般的ですが、タカラはシンクの下に置くこともできます。流しからサッと入れることができます。

ただし、かがむ量も大きいので人によっては疲れるかもしれませんね。

この辺りは、エスホーム女性チームが色々な意見を持っているようなので、ぜひ聞いてみてください!

タカラはお風呂の良いですよ!

タカラは、お風呂にも力を入れています。
高級ホテルにも使われているのだとか。

最近では、お風呂の壁に磁石をつけられる機能は珍しくなくなりましたが、ホーローのタカラはここにも力を入れています。

特に、このグッズが凄い!

これだけで遊べそうです。

タカラのユニットバスはリフォームにも力を入れています。
なんと、2cm単位で大きさを変えられるのだそうです。
それらをシミュレーションできるシステムも置いてありました。

あの画面にペンでタッチしながら操作していきます。

他にも、展示品がたくさん!

他にもキッチンやお風呂、洗面台にトイレまでたくさん展示してありました。家づくりの前には、一度足を運ばれると良いですよ!

アスファルトの工場見学へ行ってきました!

色々な事

群馬県太田市、自動車メーカー「スバル」の街として知られていますが、それ以外の工場もたくさんあります。

今回は、縁があり「アスファルト」を作っている工場の見学をさせていただきました。アスファルトは仕事柄、全く無関係では無いため興味津々!

久しぶりの社会科見学は楽しく過ごすことができました。

アスファルトの代表的な利用場所は、道路。あの黒いと言いますが、道路表面グレーの部分です。駐車場にも利用されていますね。

道路や駐車場はコンクリートも利用されていますが、コストも低くや音が響きにくいアスファルトの方が適しているため、アスファルトがメインになっています。

エスホームの駐車場は面積も広いのでアスファルト。それも雨水が染み込みやすいアスファルトです。
多くの住宅の駐車場はコンクリートを利用することが多いですね。

東毛再生アスコン株式会社

下の写真が、アスファルトを作っている工場の外観。外からは何か分かりませんね。

この写真は、撮っていなかったのでGoogleから拝借しました。

中に入っていくと、いきなり大迫力!重機が工場内を走り回っています。

この東毛再生アスコン株式会社 アスファルト工場の最大の特徴は、アスファルトのリサイクル品を利用しているということです。これだけだと分かりにくいかもしれません。

早速、工場の中をアスファルトの製造工程を追いながら見ていきましょう!

アスファルトのリサイクル!

まずは、ここがスタート!

道路や駐車場から剥がしてきたアスファルトがここに集められます。

この廃材のアスファルトを一旦別な工場に運んで砕いてきます。

材料に生まれ変わったアスファルト

アスファルトを砕く工場から戻ったのがこちらです。

この写真だけを見るとよく分かりにくいかもしれません。これが再生されたアスファルトです。

下の写真を見ていただければお分かりになります。重機が入っているのが再生されたアスファルト。その左右にあるのが、アスファルトの骨材になる原料(砂利)です。砂利も、アスファルトの強度によって細かさを変えているので、何種類か用意されています。

砂利と再生アスファルトをミックス!

次に、この機械で様々な砂利を混ぜます。混合にはどの種類の砂利を入れるのかアスファルトの種類によって違うので、それぞれの場所から自動で出てきます。

装置の下の方を見るとベルトコンベヤーに砂利が出ているのが分かります。ここで必要な分の砂利が供給されます。実際にはパソコンで操作しているようです。

砂利とアスファルトを混ぜます!

混合された砂利に、アスファルトの液体を高温の状態で混ぜます。その装置が下の写真です。

写真の右にある壁の反対側に先ほどの砂利を混合するベルトコンベヤーがあります。そこから奥のパイプを通り、左側上にあるパイプを通ってアスファルトと混合されます。

ここは、装置が詰まってしまわないように羽のような物が内部で動いているのだそうです。

高温にしないと固まってしまうため、都市ガスを使い加熱しているそうです。

タンクに貯められます!

完成したアスファルトは、このタンクに貯められます。この中は、アスファルトが固まらないように150℃の温度で保温されているそうです。

写真でもわかるように、このタンクから直接トラックに乗せられます。

アスファルト敷

アスファルトを敷き詰める工事のしているのだそうです。こんなにマジマジと見たのは初めて。
ナンバーがついている重機もあります。これは工事をする上で道路を移動することがあるのであると便利なのだそうです。

実は、ここに写っていない大型の機械もありました。大きいだけに、操作も数人で必要になり大変なのだそうです。

試験室

試験室も見せていただきました。
下の写真は、どのくらいの荷重に耐えられるのかを調べる装置です。

30cmくらいの厚さがあるアスファルトも!

こちらでは最近は扱っていないらしいのですが、分厚いアスファルトのテストピース(試験体)を見せていただきました。大きさが分かりにくので軍手、それも何重かに重ねた軍手を並べてみました。

一般的にこの厚さのアスファルトはあまりありません。国道などで採用される厚さだそうです。

上水の引き込みを工事をする時、国道の工事は費用がかかると言われていました。これだけ厚いアスファルトがあるのでは、工事が大掛かりになることも理解できますね。

また、このテストピースを見ると、上(表面側)と下(地中側)とで含まれている石のサイズが違うことがお分かりにかるかと思います。上の方が細かくて、下の方が大きい石が含まれています。これは、細かい石が多い方が固くなるのだそうです。

一般的なアスファルトの厚さは、下の写真くらいです。全然違いますね。

お世話になっているアスファルト

外に出るときには必ずと言っていいほど見る、と言うよりも踏みしめるアスファルト。社会環境を良くするためにも重要な材料です。

初めて工場を見せていただき、構造などについても理解することが出来ました。

また、アスファルトとか土木っぽい会社となると、元気のいいオッちゃんがやっているようなイメージがあるかもしれません。

この東毛再生アスコン株式会社は違いました。

社長の池田さんも、案内してくださった池田さんも、とっても優しそうな人。

規模にもよりますが、一般の方からの直接のお仕事も受けています。

社員も募集しているそうです。

興味があれば声をかけてみてはいかがでしょうか。

池田さん、ご案内いただきありがとうございました!

東毛再生アスコン株式会社 会社案内

会社名東毛再生アスコン株式会社
所在地〒370-0313 群馬県太田市新田反町町130-1
電話番号0276-56-5528
FAX番号0276-56-5526
代表者代表取締役 池田 智
HPhttps://tomo-ascon.co.jp

宇都宮市 若草自邸 耐力壁面材を貼りました!面材はハイベストウッドを採用しています!

西村邸の家づくり

お家の柱が立って、屋根などができてくるとお家をガッチリと強くしてあげます。そのための耐力壁の話です。

耐力壁って何?

木造の建物を建てた場合、家の強度を増すために耐力壁という壁を作ります。簡単に言えば、強い壁を作ってその家を強くするということです。

この耐力壁には大きく分けて2種類あります。一つは、つっかえ棒のように斜めの木材(筋交と呼ばれます。)を入れる方法と、もう一つは合板(面材と呼ばれます)を貼って強くする方法です。

若草の自邸では、面材をメインに採用しました。

面材は、ハイベストウッド

面材と言っても色々な種類があります。それぞえれが特徴を持っているので、どれが一番いいとは言い難いところです。

有名どころでは「ダイライト」という製品があります。このダイライトは、面材としても強い上に、火にも強いという特徴を持っています。

今回採用したのは「ハイベストウッド」です。ダイライトよりも約1.6倍の強度を出すことができます。ダイライトと比べると火に対して弱いということは有るのですが、外壁側は火に強いネオマフォームで囲っているので問題ないと考えました。

ダイライトを貼りました!

ダイライトを貼ると、このようになります。釘は強度により種類や間隔が違ってきます。今回は、壁強度4倍としたので釘のCN65を外周部100mm間隔、中間部200mm間隔で打っていきます。もう少し弱い2.5倍の場合には、釘がN50又はCN50になります。

「ならば全部強い4.0倍の方がいいのではないか、」と思われるかもしれませんが、壁を強くすると基礎などへ力を伝えるホールダウン金物なども強くしなくてはいけなくなり、構造バランスが悪くなる、場合によっては成り立たなくなることがあります。最近は様々な金物が出てきているので収められるのですが、加減も必要かと思っています。

写真でもわかるかと思いますが、ボードとボードの間には隙間を開ける必要があります。聞いているわけではないのですが、建物が自身で歪んだときにそれぞれのボードが当たって外れてしまわないようにするためであろうと思います。特に、コンクリートで作られている建物などは、このようにお互いの構造体で壊してしまわないように隙間を開けることになっています。

ボードの継ぎ目にはテープを貼ります!

耐力壁面材のボードの間にはテープを貼ります。これは、気密を取るためです。テープを貼らなくても気密はある程度出るのですが、今回は建物の形状やサッシなど、気密が出難い要素がたくさんあるので大工さんに無理言って貼ってもらいました。ありがとうございます。

屋内からの眺め

屋内から見ると、このようになります。

抜け感が良いですね。
柱と間柱の間に見える壁のようなものが、今回のハイベストウッドです。

外周部は、ハイベストウッドだけで強度を出すことができるので、筋交は入れる必要がありません。ただし、内部には筋交を利用しています。筋交の方が安いですし、納まりもいいのです。

通常だと、これだけの空間になると途中に梁があったり火打があったりともう少し賑やかになります。

抜け感が良いスッキリとした部屋の理由とは!

なぜこれだけスッキリしているのかというと、それには理由があります。

屋根の部分に24mmの合板を貼り強度を増しているからなのです。今までの12mm合板ではこうはいきませんでした。

この構造に喜んだ方がいました。それは建築士。最近2階リビングが増えています。それも有名な方が2階リビングを採用することが多くなりました。その一つの原因が、ここにあると思っています。

広い空間を、雑音なく作りやすいのです。

しっかりとした構造計算は必要ですが、一つの方法として面白いですね。

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