見たい映画はたくさんありますが、
ほとんど内容を知らないで見に行くのは、本当に楽しいです。
今回の「セッション」もそうでした。
CM等もぜんぜんやりませんし、知らない人も多いでしょう。
それでも私が見に行ったのは、
キネマ旬報で、高評価だったのです。
キネマ旬報で私が好きなコーナーは、
映画を3人の批評家がコメントをして、星で評価するコーナー。
3人いると、
ある人は高評価なのですが、ある人はボロボロに言っていたり、
映画の見方もいろいろ、人もいろいろ、と感じさせてくれ面白いのです。
3人が、同じように評価する映画は、滅多にありません。
今回の映画は、まさに、滅多にない3人が高評価をしている映画だったのです。
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ストーリーは、
音楽学校に入ったドラマー志望の男が、
強烈に厳しいけれど、ダントツの能力と実績を持っている教師の元で学んでいく、
ここまでにしておきましょう。
甘い映画が多い昨今ですが、
まったく違います。
慣れない人も多いかもしれませんが、私は久しぶりにシビレました。
すごいな〜、と思ってプログラムを見ると、なんとこの映画、すごい賞をたくさんとっています。
サンダンス映画祭で グランプリ&作品賞
ゴールデングローブ賞 助演男優賞
アカデミー賞 助演男優賞・録音賞・編集賞
嬉しかったのは、サンダンス映画祭でのグランプリ!
映画から遠ざかっていた私としては、久しぶりに聞いた名前でした。
このサンダンス映画祭は、映画を撮り始めた人とかが賞を取る事が多くて、
個性的な作品がでてくる映画祭です。
この作品を撮った時、監督は28歳、
撮影日数は19日。
短い!!
監督自身、高校の頃にドラムをやり、
この映画と同じような経験をしているそうです。
だからこそ描けた緊張感!
実は「ニューシネマパラダイス」もやっていて、
どちらを見るか悩んだのですが、
こちらにして正解でした。
最近の映画は、パターンが出来ていて、
なんて思っていましたが、まだまだ楽しめますね!