こんにちは、中村です。

福島県二本松市にある<二本松城跡>へ行って来ました。

室町時代中期に、畠山氏によって山の地形を利用して築城されたのが始まりで、その後伊達氏や上杉氏らの所領となる変遷を経て、江戸時代初期に丹羽氏の居城となって、近世城郭として整備されました。

戊辰戦争で建物は焼失してしまいましたが、二本松市民の要望を受け、昭和57年、左写真の箕輪門が再建されました。

現在は城址公園として整備されています。

戊辰戦争時、戦力不足を補う為、老人や農民、少年までもが旧式の銃や槍、刀で出陣しました。全員が出陣した為、城内はほぼ無人になったそうです。

圧倒的戦力差の新政府軍と戦う様子は、ほぼ玉砕にちかい、あまりにも哀れな状態だったといいます。

抵抗を諦めた藩の家老ら上級職は、全員が切腹しました。

会津藩は、最後は降伏しましたが、二本松藩は最後まで抵抗し「城を枕に討ち死に」する道を選び、大阪夏の陣以来、これを実行した日本史上最後の藩となったのです。

石垣が積まれている所が山頂で、本丸の跡。かなり急勾配ですが足元は歩き易いです。

天守は無く、本丸御殿があったようです。眺望が素晴らしいです。

安達太良山と新緑。四季の風景は楽しめます。

城内には庭園も整備されていました

二本松情報館の桜の季節の画像

城跡の建物の遺構はほぼありませんが、力強い石垣と、山城ならではの景色が望めます。

何より、整備が隅々まで行き届いていて、市民のお城への愛着がわかります。《桜の名所100選》にも選出されています。

 

 

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