工事現場などに行くと良く聞く言葉が「墨出し」です。
墨出しとは、これから工事をするための位置がわかるように線を引く事を言います。
線を引くと言っても、手に持ったチョークで引いていては正確にできません。
そこで、墨を染み込ませた糸を引いて、線を書きます。
描くというよりも、糸から跡を付けるようなイメージです。
その線が、どのように出るかというと、こちらです!
うっすらと見える線が墨です。
ここは、洗面脱衣所ですね。
角などにも、このように線が引かれます。
工事現場などに行くと良く聞く言葉が「墨出し」です。
墨出しとは、これから工事をするための位置がわかるように線を引く事を言います。
線を引くと言っても、手に持ったチョークで引いていては正確にできません。
そこで、墨を染み込ませた糸を引いて、線を書きます。
描くというよりも、糸から跡を付けるようなイメージです。
その線が、どのように出るかというと、こちらです!
うっすらと見える線が墨です。
ここは、洗面脱衣所ですね。
角などにも、このように線が引かれます。
基礎下の断熱材設置も終わり、配筋も終わり、配筋検査も終わり、鎮物も納めました。
ここまで来れば、次は土間打ちです!
1月という寒い時期なので、朝から開始します。
コンクリートを基礎の端から端まで行き渡らせるためにポンプ車を利用します。
ポンプ車には長いホースが付いていて、ググ〜と伸びていきます。
このポンプ車の設置場所によっても、随分と作業のしやすさが変わってきます。
今回の場所は、問題無いでしょう。
右にあるポンプ車のグレーのシートの間にコンクリートを流し込んでいきます。
後は、コンクリートを運ぶミキサー社を待つだけです!
ミキサー車がやってきました。
先ほどのポンプ車にくっ付けてコンクリートを流し込んでいきます。
まずは、地中梁の部分から、どんどん流し込んでいきます。
写真だと2人組で動いていますね。
左の人がコンクリートを流し込む人。
右の人は、道具を使ってコンクリートに振動を与えています。
コンクリートに振動を与えるのは強い基礎を作るのには大切な事なのです。
と言うのも、コンクリートが細部まで流れ込まずに隙間ができてしまったり、混ざっている骨材(砂利のような物)が偏ったり沈んだりしてしまわないようにする効果もあります。
左後ろに控える3人は、もう少し後で活躍します。
地中梁の打設が終わり、耐圧板の打設に移ります。
こちらも、コンクリートを流しながら振動を与えコンクリートを隅々まで流れるようにします。
ちなみに、コンクリートを流し込んでいるホースを持っている人が腰につけている黄色い箱、これはポンプ車を操作するためのリモンです。
このリモコンであのホースの位置を操作したり、コンクリートを流したり簡単にできるのです。
コンクリートを流し込みながら、均しが始まりました。
コンクリートの打設厚さを確認しながら、打っていきます。
ミキサー車から、ポンプ車へ流し込んでいきます。
今回は、8台のミキサー車が来ました。
普通の2〜3倍くらいでしょうか。
コンクリートの量を調整しながら、ミキサー車に流し込んでいきます。
タプタプにコンクリートが入っていますね。
ミキサー車は、セメント工場から90分以内に現場に到着しなければいけないという決まりがあります。
これは、コンクリートが固まり始めてしまうからです。
また、水とセメント(コンクリートの原料)の割合は強度に関係しているため厳しく定められています。
そのため、固まり始めたからと言って水で薄めるようなことをしてもいけません。
水で薄める行為は、たまに問題になる事があります。
半分を過ぎたあたりです。
ここまで約1時間。
職人さんは、ずっと動きっぱなしなので大変ですね。
ポンプ車に近くなってくるとパイプを上に上げて長さを調整します。
写真に写っているお家も高さは9m程はあるかと思いますので、ポンプ車の高さはご自分でイメージしてみて下さい。
打設完了!
の写真なのですが、撮影していなかったのでほぼ完了の写真です。
私もミキサー車の出入りの時に交通整理などをする役目があり走り回っていたのでタイミングを逃してしまいました。
今回は、少しだけコンクリートが足りなかったということで1m3追加になりました。
ここまでで、だいたい午前中で完了しました。
ほぼ、予定通りです。
でも、これで終わりではありません。
仕上げが待っています。
表面がまだ荒いので、土間完了後に左官屋さんにキレイにしてもらいます。
まずは、周りをコテで押さえていきます。
次に、広い面はエンジンでコテを回す機械を使います。
一般的に住宅では利用しないのですが、今回は広いために特別にやってもらいました。
最初は、ある程度の慣らしなので模様のような跡が入っています。
一旦事務所に戻って、4時頃に再度現場に行きました。
工事はキレイに終わっていました。
この次の日の朝は最低気温が5度の予想。
今の時期は氷点下でも珍しくないので、ホッとしました。
というのも、コンクリートは水との化学反応で固まるので、冷え過ぎて水分が凍ってしまうと予定の強度が出せなくなってしまうのです。
次回は、墨出しです。
墨出しとは、内部に建てるグリッドポスト(以下GP)という束のような物を立てる位置を出すことを言っています。
お楽しみに!
コンクリートを打つ前に設置するのが「鎮物」です。
「鎮物」とは、地鎮祭の時にもらうお札のような物を言います。
工事の安全を願っている物です。
下の写真が「鎮物」です。
コンクリートを流した時に、どこかに行ってしまわないように固定しています。
中には、お札というよりも小さな模型のような物が入っています。
「人形、盾、矛、小刀子、長刀子、鏡、水玉」の七種が入っているそうなのですが、開けてはいけないものなので私も見た事はありません。
お供え場所はお家の中心。下の写真の青い矢印の所です。
なんとなく、気持ちが落ち着きますね。
余談ですが、昔はうっかり鎮物を設置し忘れてしまう事も多々あったようです。
工事管理者が地鎮祭の時に神主さんから渡されるのですが、そのまま車の中にあったり事務所に置きっぱなしだったり。
そのようなことが無いように、気をつけて進めていきましょう!
基礎工事が進むと、第三者機関の検査を受ける必要があります。
そのタイミングは「配筋工事」が終わった時。
コンクリートで埋めてしまう前に検査します。
というわけで、配筋検査です!
この日は朝から配管などの工事が入っていました。
待っていると少し遅れて検査官がいらっしゃいました。
今回の基礎は通常とは形状が違うため、何か言われるかな〜と緊張して待っていました。
基礎の中に入って、パパッと見て写真を撮り始めました。
この左の方が検査官。
手に持っているプレートには紙が貼ってあります。
その紙と一緒に写真を撮って、データとして残していきます。
何ヶ所かで写真を撮っていました。
基礎の構造も、少し話してご理解いただいたようです。
もっと何か語り合えるかな〜、と思っていたのですが、
「次回は、上棟後に」
の言葉で終わりになってしまいました。
あっさり。
せっかく、しっかりした基礎を作ったのに〜〜〜!
もう少し何かあるだろ〜〜〜!
と言いたいところですが、何事もなく終わって良かったです。
検査とか試験は大丈夫と思っていても緊張しますよね。
何か注意されることなんて、まず無いんですけれどね。
というわけで、次は耐圧板コンクリートの打ち込みです!
また、凄い事になりそうです!!!
家が建築中なので、今はマンションに仮住まい。
引っ越しは何度もしましたが、マンションに住んだことは無かったのでこの機会にとマンションに住んでいます。
築20年くらいにはなるのでしょうか、最近は大規模なメンテナンスが入りとってもキレイになりました。
5ヶ月ほどかかった工事でしたが、大きな足場を組んで気を遣いながら工事をされていました。
同業者として、応援したくなりますね。
そんな中、寒くなってきたので我が家に登場したのがデロンギのオイルヒーター
風も出ずに、柔らかく部屋を温めてくれるので気持ちの良い暖かさです。
電気代を考えなければ、良い選択です。
ところが、事件が起きました。
電源の延長コードが焦げていたのです!
デロンギのオイルヒーターの様な暖房器具は、部屋の中心に置いておいた方が全体が温まるような気がします。
しか〜し、コンセントが届きません。
そこで登場するのが延長コード。
ついつい、使ってしまいました。
そして、延長コードとプラグが邪魔だからとソファー下の空いている隙間に隠していました。
掃除をしようと引っ張り出したら、こんなになっていました!
真っ黒焦げではありませんが、焦げて変形までしています。
きっと、きっと、きっと!
火を吹いていたに違いありません!
いや〜、恐ろしいです。
調べてみると、オイルヒーターのコンセント付近は気をつけた方が良いようです。
古い延長コードですが、容量も足りているしなんとかなると思っていたのが大間違いでした。
昨年末にも、近くのマンションで火事があったばかりです。
あなたも、身の回りにあるヒーターをつなげたコンセントがあったら点検したほうが良いですよ!
それでは、お気をつけて!!